華アワセいろは編 感想(ネタバレ有)
華アワセいろは編発売おめでとうございます!
たまたま本屋で蛟編を見かけて夢中でプレイしてからから早7年...
いや待って7年って長すぎたわ...
あの頃小学校入学した子が中学生になってるってこと...え...???
私はいろは(いろみこ)が1番好きだったので過去三部作ももちろん好きですがこのいろは編が発売するのをずっとずっと待ち続けていました...いやまじで7年よく待ったわ...
色んな水妹さんのいろは編の感想など読ませていただいたので(めちゃくちゃ面白かったし愛を感じました!)いろは編が賛否両論で消化不良というのもむちゃくちゃ頷けるのですが、せっかく推しが幸せになったくれたので私も備忘録として、
①ストーリーの整理(多分合ってない)
②気になった点
③嬉しかった点
に分けて感想を書きたいと思います。
(手元に過去三部作がないので復習出来ず、7年前の記憶を頼りに書いたので合っている自信はないです、あくまで自分の脳内整理のために書きました。)
※以下ネタバレが大量にありますので注意です、あとめちゃくちゃ長いです
①ストーリーの整理(多分合ってない)
簡単に話の流れをまとめてみたのですが
情報量おかしくないですか?????
いろは編はかつてない情報量なので後半くらいから???ってなりながらも「考えるな...感じろ...!」と自分に言い聞かせていました笑
《いろは編に入るまでの時間軸》
うつつ編のいろは√後エピローグからいろは編が始まっているはずなので、
百歳(♀)とみことが施設のママさんの所に向かう。ツキが満ち、九十九からみことを安全な場所に避難させるために「大切なパートナー」がいる常世へと向かう。
ここからいろは編が始まっていきます。
そして、いろは編のラストでいろみこ(とみんな)が新しい世界に行くために迎えに来たのはこの時の百歳(♀)だと思われます。
ママさんが、アルバムを見せて欲しいと言われる=帝のツキが大きく変わる時であると言っていたように、アルバムの中にうつつ・(今一緒に来たはずの)みこと・ひなたの3人の写真を見つけるということは、常世へ行ったみことが未来でいろはと結ばれ、世界を変えたということになります。(めちゃくちゃややこしい)
《いろは編の設定》
いろは編はいろみこどちらも常世の人になっているので、
a.常世で一度生まれ変わってスタートしている
b.現世での記憶を無くして高校生から再スタートしている
と考えられます。気になった点と合わせると、
・常世のみことが夢で見た中学生のみことに中学までの記憶を問われて「普通」としか答えられなかった→b
・常世いろはには宮廷に入るまで讃岐と暮らした記憶がある→a
(ただし現世の幼少期にも暮らしていたためその記憶と混じっている可能性有)
・常世のいろはは甘い物が苦手で生活能力があり、みことは家事が苦手になっている→a
といった感じになります。二人が元々常世に住んでいたことにするために世界を変えた際に起きたバグと捉えるべきか、実際に常世の環境で一から生まれ育ったために起きた変化と捉えるべきか難しいですね。(現世に行ったはずの漣と讃岐が常世にいるんだよな...)
《現世の幼少期(10年前)の変化》
三部作に出てきた幼少期の情報としては
・みことと四光は遊ぶ仲
・ある日、讃岐家の前にいろはが立っている
(何も覚えていない状態)
・いろは、讃岐家で暮らすようになる
・いろはは常世から来たかもしれないため、みこととしか遊ばないようにしていた
などがあったと思います。
そしてこの讃岐家の前に立っていたいろはと、今回中盤に登場したえろは(ティファレントからきてるのはわかるけど平仮名だとちょっと笑)が繋がることになります。ただしこのツキは、
・いろみこには常世からの記憶がある
・いろみこの魂は作られた器に入っている
・讃岐は既に他界
・いろはが四光と接触している
ので幼少期のツキの書き換えではなく、あくまで幼少期のツキになるべく近づけた別のツキだと考えられます。そして今回のツキでは幼少期に起きた事件(8/15のみこと死亡・うつついろはによる流転の咎)は起きないので、咎のない状態で10年後を迎えることが出来ます。
そして10年後、時が止まっていたいろはと再会したみことと四光。この四光はいろみこが現世に来て最初に出会った四光へと繋がります。
いろみこによって過去が変えられたので、四光にとっていろはは「常世からやってきたツキの半身」ではなく「10年前に一緒に封神をしたいろは」に変わり、信頼を取り戻し儀式を行うことが出来ました。
(ただ、過去を変えたのであれば四光の記憶から賞金稼ぎをしていたいろはとの記憶は無くなっているはずなのに覚えてる...?)
《Thothとアテュの扉》
いろは編は花札ではなくタロットカードが物語のカギになっていくので、予備知識としてトート・タロット、カバラ神秘主義思想(セフィロト・クリフォト)があると分かりやすいようです。
(今まで散々日本神話と和歌を勉強させられたのに...華アワセは学習教材なのか...)
・Thoth
五斗が魂を悪魔に売って現世のみこと(ひなた母)を生贄に作り出したもの、本来なら"ハレ"の意味のみだが、死の穢れの"ケ"を与えて逆位置にしている。
・アテュの扉
アテュは五斗により逆位置にされ、"記憶のカケラ"で封印されている。逆位置のアテュはあるべき"ツキの軌道"をねじ曲げようとしている。
↓
扉の中には未来が不幸になる"何かがある"のでそれを見つけ、封神することで正位置に戻すことが出来、未来は不幸ではなくなる。
↓
"記憶のカケラ"が手に入り、現世の謎が解ける(全て正位置になる)と五斗は消滅
・Thothを正位置にすることで起こす変化
ざっくりいうといろみこが自分たちが今歩んでいるツキを正規ルートにするために、
今より
未来→矛盾は起きないのでツキを修正する
過去→矛盾が起きてしまうのでツキを消滅させる
ために戦っていたことになるのかなと。
(アテュの扉の外での出来事は( )書けてないです。)
The fool→ソード子どもを生贄にする(ツキ修正)
The Magus→崇徳院
The Priestes→みことが世界を滅ぼす(ツキ消滅)
The Empress→幼少期ひなたとヤヤ(ツキ修正)
The Chariot→幼少期ショウ・アイ
Adjustment→真実を知った器みこと(ツキ消滅)
Fortune→器みことの死と運命の籠(ツキ消滅)
Lust→ラブラブキャンディー、666
The Hanged man→百歳(ツキ消滅)
Art→パパうつつ(ツキ修正)
The Devil→百合リリン
The Tower→Lustと一緒に五斗カジノ(ツキ消滅)
The Star→幻の中生きていた器みこと(ツキ消滅)
The Moon→ポチタマ、いろは感情の解放
The Sun→幻に気づいた器みこと(ツキ消滅)
The Aeon→ラストの百歳が持っていたもの
The Universe→ベルフェゴール(ツキ消滅)
うーんややこしすぎる...
《ニノ・九十九・百歳の正体》
ニノ(一)+九十九=百歳(帝)
て文字で書けば簡単なんですけどね...
・九十九
最初の帝。迦具夜比売命(天照大神)を襲って自殺させてしまう。迦具夜比売命を生き返らせるために"迦具夜比売命への想い"を代償にした。どうしても諦めきれなくて怨霊になり、歴代の帝に取り憑いている。逃げた漣を追って常世→現世に行き天城の息子に取り憑いたはいいが、みことと世界違いの子どもであると後で気付くうっかりさん。
・ニノ(一)
九十九の半身であり良心。現世の天城と漣の子ども。元々は1人だったが常世の天城と漣の子であるみことと会っても消滅しないように九十九がニノの魂を引き剥がして不完全な状態にした。ヤヤに入っている魂が器をくれた。
・百歳(帝)
最初の帝であった九十九の記憶がある。迦具夜比売命を生き返らせるために月読に迦具夜比売命への「愛」を代償にさせてしまったことを最大の後悔としており、生まれ変わりのいろはに感情(愛)を取り戻してもらいたい、同じく生まれ変わりのみことと一緒に幸せになってもらいたいと願っている。
九十九の怨霊は歴代の帝に取り憑いているため、百歳にも取り憑いているはずです。しかし百歳は女性であるため、泉姫と結ばれることが出来ないので代わりに天城の息子であるニノに取り憑いたのでしょう。すると、
百歳(帝)=九十九の怨霊と一体
ニノ=九十九の怨霊と一体
→百歳とニノも九十九を通して一体
となるので、二重人格やドッペルゲンガーと考えるのではなく、百歳とニノは人間の良心、ふたりの中の悪心が九十九という同じ怨霊によって精神的に繋がってしまったと考えれば良いのかなと思います。
《いろはとみことの作った新しい世界》
これは完全に私の願望になってしまうのですが、新しい世界は消滅するはずだったニノとひなたを現世に残すために作ったんじゃないかと思っています。
ニノとひなたの望んだ未来をいろみこと同じツキで叶えることは大量の矛盾が起こるので不可能、なので元々現世の人間だったニノとひなたの新しいツキを現世に、自分たちは常世現世にも矛盾を起こさない新しい世界を創造したのだと思います。
施設のママさんがアルバムを見せてくれた現世のツキがそのツキなんじゃないかなと。うつみこ夫婦とひなたが幸せに暮らしていけるツキ、ニノと器みことがパートナーになれるツキがママさんのいるツキに生まれていると嬉しくて泣けます。
(みことと器みことが出会ってしまったらとか、ニノと器みことは魂と器が別だから九十九のいないツキでは成立するのかとか色々ツッコミたくなるんですがそれはツキの半身の力でなんとかしてくれないかなと笑)
最後の花びらが空を舞っているシーンは、生きていく世界は違えど、それぞれの想いや記憶は水となって自分たちの中に生き続けていくから離ればなれじゃないよって事なのかと思います。
②気になった点
・みことと同じ時期に産まれたであろうニノがうつつパパの施設にいるのは?ヤヤの魂が器をくれて「この世界」に飛ばしてくれたと言っていたがそれは「うつつが器みことを作っている未来の世界」ということ?
・百合ちゃんもニノと器みこととうつつの施設にいたということは未来にいるのに、リリン封神後のみこと達がお見舞いに行けている?(封神前ならアテュの力で時間軸歪んだのかなくらいに思えるけど)
・ヤヤちゃんの魂は現世の漣?(The Empressの正位置の意味が母の愛、みことが小さい頃から感じていた水の持ち主、強い神通力)現世の漣が常世の漣に「見られた」だけならドッペルゲンガーで死ななかった?
・ヤヤちゃん常世に行く時の代償にされたのに元気なのは?可愛いから嬉しいけど...
・いろはがみことへの「好き」の感情を取り戻しても世界が滅びなかったのはみことが泉姫に、いろはが亥の子になって新しいツキになったから?
・現世にやって来たとき、うつつがこのツキは気付いたら出来ていて、いろみこも「自分もいない」ツキだったと言っていたのは?うつつパパなの?
・衝合ってどういう存在?(ダジャレなのは分かる)あとThe Hanged manに囚われた百歳がショウアイに渡した物って何だったの?
・百歳(♂)...可哀想すぎませんか...?初めて好きになった女の子と最も信頼していた家来を同時に失うとか...このままアフターケアがないと新たな九十九となってしまうのでは...今頃独りで菊花茶飲みながら泣いてるよ???
・母にラブラブキャンディ食べさせられた蛟は無事なんだろうか...?
・シロツメクサが中盤いろみこイベントで登場するなら序盤のいめイベントでは使わないで欲しかった...スチル可愛かったけど切なくなる...
・トート・タロットの出てこなかった5枚は"Thoth"に使われなかっただけだと安心しても良いのか...?
・運命を変えることが出来るのはツキの半身だけって言うわりには九十九の怨霊がツキの半身でもないのにフットワーク軽すぎるしやりたい放題だしそっちの方が凄く見えてしまう...笑
③嬉しかった点
いろみこが結ばれるツキを見れただけでもう大満足なんですが思い付く限り書いておきます
・プレイヤーがみこと→いろはに途中で交代するのがツキの半身のふたりで世界を変えようとしてる感があってたまらなかった!色んな表情のみことちゃんを大画面で見れる喜び...!!!
・乙女ゲーヒロイン大好きなので小さなみことちゃんからママみことちゃんまで幅広く見れたのが嬉しかった!
・今までのいろみこももちろん好きなんですけど常世のケンカップルいろみこの破壊力~!!!
・お風呂スチルとシロツメクサスチルの可愛さ...
・感情の無かったいろはがタロットカードの愚者の旅のように段々と感情を知っていき、怒ったり苦しんだりしながら人間というもの、愛というものを知っていく過程がもう...泣くしかない...
・いろみこくっついたはいいけど好きを加減なくぶん投げてくるいろはにアワアワするみことちゃんの可愛さ...
・五光の封神を初めて見たときのワクワク感と仲間として結束してる五光を見たときの動揺(そんな仲良く出来るんだ君たち...)
・カジノによって常世→現世に移動してしまった時のワクワクが凄かった(常世だけで完結すると思ってた)
・ずっとずっとみことを見守ってくれていた百歳(♀)が幸せになったくれて本当に良かった、自分の気持ちよりも相手の幸せを願ってくれた百歳がいたからいろは編のツキが出来たんだよなぁ...
驚きの長さになってしまいましたがもし最後まで読んでくださった方がいらっしゃったなら本当にありがとうございます!(後から読んで間違ってるな変なこと書いてるなって思ったら修正すると思います)
設定資料集かFDが出てくれると信じてます、何はともあれ
いろみこおめでとう~!!!!!!